インテリアのパリコレとも称される「2023メゾン・エ・オブジェ」が、1月19日～23日の期間、パリ・ノール・ヴィルパント見本市会場で開催中である。
今年のテーマは「Take Care！」。会場では展示会のトレンド・テーマに解釈が加えられ、展示されている。
フランソワ・ベルナールは「Take Care!」への解釈として「Grounded」をあげ、ホール2に展示。フランソワ・デルクローは、「スロー・ホスピタリティー」として、加速する世界からペースを落として、より責任を持って持続可能な形で風景や地元の文化と再接続する方法が展示されている。
また、エリザベス・ルリッシュは、「In The Air」として、私たちは立ち止まって一息つくように誘う展示を行っている。世界は意識して持続可能のための一息をついて、ケアのビジョンを持つことを提案する新鮮なトレンド提示となっている。
ホール7のプロジェクトには、日本から「CECEPOSYA」（(株)チェルシーインターナショナル）が初出展、作り手の技を絶やすことなく伝えてゆくものづくりを具現化した清々しい作品が展示されている。和紙と天然素材を中心とした、日本の伝統的な産地と深くかかわり作られている、五感に呼びかけるテキスタイルである。
（レポート・あみむらまゆみ）
